but beautiful !
but beautiful !
ことの他暖かい日が続いて、プランターのチューリップは5cmほどに伸びています。
あっという間に1週間が経つ昨今、春はすぐそこ。
try70.netは、昨年3月の第1号以来、70代からの「いろいろびっくりもする。but beautiful !」をお届けしてきました。
毎月原稿の締め切り日が近づくと、皆さんの何かと忙しい様子に直面し、強制に近いお願いをして原稿をいただいてきました。
原稿はどれも力作。
私は薄ぼんやりした意識に上書きするような目覚めを何度となくもらいました。
その一番は、聴く大切さ、面白さです。
元々おしゃべりな私は、聴くことが仕事だった時でさえ、おしゃべりを抑えて耳傾けるのは努力が要りました。
が、try70.netの1年間からは、そんな聴く楽しみをじわじわと覚えたようです。
ところで、「考えても詮無い」ことって、いっぱいありますね。
私の場合、「詮無いこと」は、元々夢の域を出なかった職業への憧れだったり、今や返しようもない人たちの心遣いや愛へのそっけなさだったり、若さと性格で有頂天だった日々が実は軽はずみな迷惑を振りまいたという戸惑いです。
少しずつ日が伸びて晴れ晴れした夕空に包まれると、そんな「詮無いこと」を思い出します。
本や道具の修復師に憧れ、人に耳を貸さず突っ走る危うさにハラハラしただろう親の苦笑いを思い浮かべ、今っきゃない!と有頂天の限りを尽くしたせいでの迷惑にも「面白かったもので」と頭を掻いて苦笑いするのです。
「詮無いこと」はどれも努力を惜しんだ結果だけれど、やっぱり人に耳を傾けなかったことに尽きるみたい。
あらやだ!「but beautiful」、私の言い訳に思えてきました。
まだまだ寒い。風邪など召しませんように。志垣拝。

50代で50カラット会議、60代でドリカム60、70代からはtry70。
歳を取るという初めても、同じ土俵にいるもの同士、体験や知恵知識を出し合うと、大抵のことは大笑いした挙句、そりゃいい!という落とし所が見つかる体験がありました。
try70.netがそんな場になりますように。