2024年12月特集号

ポロロン🎵「ゆう琴」との出会い。

ポロロン🎵「ゆう琴」との出会い。

安達 みゆき

ある日心にしみ渡る音に出会う。
姿、形は見えない。
ポロロン!で私の心を虜にしてしまう、いったいこれは何?
今まで出会った事の無い楽器、そしてテクニックも楽譜も必要ない。
ただ楽しむ。

この楽器はゆう琴といい、製作者は日本に数人、その1人に出会ったのだ。これは私の得意とするところ、今すぐ手に入れたいと越生の山の中までお願いに出かける。

全てが手作りで一年待ち、お披露目を半年後に設定し、強引にその日までに製作していただく事になった。
素材、デザイン、音を選び、わたし仕様のゆう琴が出来上がった。
それを受け取りに行った時の感動は忘れられない。

世界には数えきれない程の楽器がある、人々の心を揺さぶるまでには鍛錬が必要な物が多い。
ポロロンで心が揺さぶられ、そして平安な気持ちになれる楽器。
音とはいったい何なのか、ゆったりとした心で自分の身体に聴かせたくて奏でる、時には小川のせせらぎや鳥の声が、そして風さえも伴奏者。
お披露目に参加した友人2人もポロロンですっかり虜になってしまい、また越生まで出かける事になる。

安達みゆき
2018年転居とともに、地域密着型生活を始める。
欲しい人材はそこに、そして誰かの欲しい人材でありたいと、日々を楽しんでいる。