2024月11月号

風邪をひかない体は、やっぱり食べることから。

風邪をひかない体は、やっぱり食べることから。

9人が同じものを食べていた頃

我が家は、3年前まで106歳の父を筆頭に6歳の孫まで、毎日9人で夕食を食べていました。
にぎやか極まりない食卓。
皆が106歳の父が元気でいてくれるために協力してくれ、当時高3の孫娘も中3の男子も皆同じ食卓につき、基本皆で同じものをいただいていました。
父も、総入れ歯なのに100歳までは、孫たちと同じものが食べられました。
が、105歳頃から少しづつ体調を崩し、いつの間にか体重が落ちて入れ歯が合わなくなり、訪問歯科医の指導で入れ歯を外すことに。
急に父の食事が変わりました!
基本ペースト食です。
でも、皆と一緒の食事。
皆のおかずをフードプロセッサーにかけてペースト状にして基本同じものをいただくことに。
孫たちの大好きな唐揚げも フープロにかければペースト状になります!
ビーフシチューは、肉は肉でペーストにし、野菜も人参じゃが芋別々にペーストにするという感じです。
でもそんなペースト食にしたことで、体重も3ヶ月でもとに戻りました。
食べる量ももちろん普通より少ないので、美味しく食べてもらうために塩分を薄くするのもやめました。
ペーストにする少し前には、大好きな握り寿司も工夫しました。
娘が考えて、ご飯に合わせ酢を混ぜて酢飯にし、ティースプーンに入れて長皿に並べ、上に大好物のウニを乗せたり、細かく叩いた刺し身に少し醤油などを混ぜて酢飯の上に。
こうすれば私達がにぎり寿司を食べていても寂しくありませんよね。
こんな感じで楽しく食卓を囲んでいました。

父を見送ってからは 生活もガラリと変わりました。
すぐ近所に住んでいた息子たちも車で10分のところですが、家を立てて引っ越し、同居している孫娘は大学生、男の子は高校生。
今では、なんだかんだ理由をつけて一緒に夕食を取ることが激減!!
娘と3人でかこむ食卓が増えました。
娘もなにかにつけて 夕食時出かけたりしています。
これが普通の生活というのはよく分かっていますが、、。

朝は野菜、昼はたんぱく質主役に、食べる工夫頑張ります!

朝食に基本必ず食べるのが トマトジュースとプレーンヨーグルト。
ヨーグルトには自家製のグラノーラをトッピング、ないときはバナナやキーウィーフルーツを加えます。
暑い時期は、庭の紫蘇の葉やバジルを冷凍して果物も加えてスムージーも。
その他の季節は、ミネストローネなどの具沢山スープを娘が作ってくれます。
野菜スープがなければ、茹でておいたほうれん草とツナのソテーや茹でてあったブロッコリーやレンジしたかぼちゃなどをいただきます。

孫たちお弁当を持っていきますが、夕食を家で食べないことも多いので 朝は野菜不足にならないように気をつけています。
孫たちはご飯派ですが、主人は結婚当初からパン派です。
野菜やスープの他に目玉焼きにしたり、ハムやチーズを食べたり。
自宅での教室がないときは、皆が出かけてからゆっくり食べています。
昼食は、仕事がないときは基本残り物整理です。
せっせと冷蔵庫から密閉容器を出し、少しでも容器をからにしようと努力?しています。
でもしっかりタンパク質は摂リたいので、買い置きしてある納豆か豆腐、それに朝卵を食べていないときは卵を食べ、残り物と茹でてある野菜に何かかけて食べています。
品数はありますが、主人にはちょっと気の毒。
何もなければ冷凍してある干物を焼いたりもします。

ご飯がなければ、餅を食べます。
基本は、野菜餅。
フライパンにざく切りしたキャベツや短冊切りの人参きのこネギなどを入れ、油をまぶして広げ、ちりめんじゃこか桜えびなどをちらし、2つに切って厚みも半分にした餅を並べ、上にたっぷりピザ用チーズを乗せて蓋をして蒸し焼きに。
餅が柔らかくなったら出来上がり!!
このまま又はポン酢などをかけて、簡単で栄養もバッチリ。
キャベツの代わりに大根や白菜などに変えても、野菜何でもOK。
ただし何かちりめんじゃこの代わりにツナ入れたり、肉やソーセージを入れたり、何もなければ削り節をたっぷり仕上げにかけたりもします。一押しのランチメニューです。
いま思いました。
なんで私ってこんなに頑張っていろいろなもの食べているのでしょう?と。
でもだからきっと風邪も引かずに疲れ知らずに元気でいられるのかな?

いよいよ鍋の季節ですね!

昨夜は私の当番?でした。
一品は韓国料理、キノコ鍋でした。
茸4〜5種類、何でも良いのですが、大粒なめこがあれば入れます。
あとは牛肉の切り落とし。
せりがあれば加えます。
茸を食べやすく切って土鍋に入れ、ごま油と塩を少しまぶします。
牛肉は簡単には焼肉のタレを揉み込み、数か所に分けてまとめて入れます。
上からダシタかトリガラスープの素を振り入れ、水を加えて蓋をして火にかければ出来上がり。
沸騰したら蓋を開け、青みを加え、肉をほぐして味を整え、汁ごと取り分けていただきます。
牛肉を固めていれることで、蒸し煮になってより美味しいようです。
あとのおかずは、茹でたほうれん草とカニカマのふんわり炒り卵の中華風サラダ。
厚揚げをこんがり焼いてピリ辛薬味たれをかけて頂きました。どうぞ参考になさってください。

堀江ひろ子
50カラット会議で親たちの体と心に寄り添う料理を考えるプロジェクト以来、何かにつけて「ひろこさーん!」と頼り切り。
優しさと頼もしさでほっこり。