汗と乾燥対策。基本とやってはいけないこと。
汗と乾燥対策。基本とやってはいけないこと。
夏肌で私たちを悩ます肌トラブルは、先月お伝えした「紫外線対策」に加え、「汗」と「乾燥」対策です。
梅雨があけたら一気に35℃超えの猛暑日続きとなり、今年の夏は更に気温が高くなるとの予報がありましたが、、、もう参った!ですね。
不快なジメジメ、ベタベタ感が更に増してきました。
でも汗は分かるけど乾燥は冬よね!
なんて思っていませんか?
いえいえ夏の乾燥は、冷房や扇風機の風や、紫外線を浴びる事による乾燥などで複合的に肌に影響を与え、肌荒れやシワやタルミの原因を作っているのです。
真夏のこの時期こそ面倒がらずに大切なお肌を是非守ってあげて下さいね。
汗💦対策のpoint
汗を適度にかいている肌は、体温を外に逃しす体温調整の働きと乾燥からも守ってくれたりと、大切な役割りがあります。
この普段PH値が4.5〜6.0の肌に優しい弱酸性の状態が、たくさん汗💦をかく事で皮膚表面の水分が蒸発して大切な水分が失われがちになり、肌にとって強い刺激になる
PH値6.0以上のアルカリ性に傾きがちになります。
アルカリ性に傾いた肌は乾燥がちになり、バリア機能のバランスが崩れて、痒みや肌荒れなど炎症を起こしやすくなってしまうのです。
まずは速やかに洗顔などで洗い流すのが一番なのですが、外出先や諸事情でそれも直ぐ出来ない事も多々あります。
そんな時は水分蒸発状態を防ぐためにも吹き出た汗💦はこまめにハンドタオル等でおさえて拭きとりましょう。
また夏のファンデーションは紫外線防止機能だけで無く、汗や水に強いウォータープルーフ機能の両面を兼ね備えた商品を選びましょう。
汗💦による化粧崩れを防ぐ働きがあるので、この季節の強い味方です。
ただよくやりがちな間違った行為は汗💦を抑えたくて、クーラーや扇風機の風を直に顔に受けて乾かす!のだけは絶対NG❌です。
何故なら、肌にとって最も大事な水分も同時に失う事になり、益々乾燥肌に傾きます。
近年流行り出した携帯の扇風機を直接顔に当てて歩く姿をよく見かけるようになりました。
気持ちはとても分かりますが😆、あらら!大変な事になってきたなと実はビックリしています。
扇子や団扇で軽く風を送るなんて仕草は、もう消え去るのでしょうか。
せめて顔に直に風を受けるのは避けて、首や身体に風をあてて冷やして下さいね!と願うばかりです。
乾燥対策のpoint
皆さんは自分の肌性は把握していますか?
乾燥肌(ドライ)
普通肌(ノーマル)
脂性肌(オイリー)
混合肌(ミックス)
若かりし頃から自分の肌性は何?が気になり、チェック項目で判断したはずです。
それぞれの肌性だった皆さま、もうチェックは必要ありませんよ!
50歳以上ならほぼ間違いなく、皆さまは乾燥肌(ドライスキン)になっております。
一年中乾燥肌の対策が必要です。
だからこの夏もスキンケアは、ひたすら乾燥対策でOK⭕️です。
健やかで美しい肌とは、水分をたっぷり含んでいて、水々しくしっとりとなめらかな肌。
この肌を一年中保ちたい‼️
そう一年中同じ肌状態にする為に、毎日のスキンケアが大切なのです。
まずは自分の日々の肌の状態を鏡でチェック、手のひらでその感触をチェックです。
夏肌は思いのほか乾燥しています。
冷房は部屋の温度を下げるだけでなく湿度も下げてしまい、乾燥した部屋で長く過ごす事になります。
又、紫外線による日焼けや暑さによる熱風でも肌の水分はかなり奪われます。
ただ朝晩の変化がありますから、化粧水や乳液やクリームなどの
保湿剤は、それぞれ変化に合わせて、さっぱりタイプしっとりタイプなどを使い分けて下さいね。
夜のお風呂上がり、洗顔後のスキンケアアドバイス。
汗や水分はしっかりタオルドライしてから、化粧水をたっぷり補給しましょう。
手でパタパタでもコットンでパタパタでもお好きなやり方でOKですが、パッティングした後は必ず手のひらで包みこむように優しくおさえて、しっかり化粧水が肌に吸収しているかを確かめて下さい。
この確かめる行為が次に重ねる保湿剤の効果を一段と高めます。
化粧水がピチャピチャ肌に残っていなくて手のひらが吸い付く感触。
時間にして5、6秒➕の行為です。
その後に、エッセンスや乳液やクリームなどのお好きな保湿剤を重ねて水分を閉じこめます。
この時もただ何となく肌全体に伸ばして終わり!ではなく、付けた保湿剤が一つ一つ肌にしっかりと収まっているかを確かめながら重ねるのが大切です。
ヌルヌル、ベタベタした状態で寝室に直行なんてしていませんか?
それでは空中の目に見えないチリやホコリが付着してしまうか、枕カバーに付いてしまうだけ。
美白やシワ改善などの保湿剤の効果効能が半減するだけでなく、何よりもったいない!
確かめるのはとても簡単。
同じく手のひらでしっかりおさえて、密着させた時にヌルっと滑らない状態で肌と手のひらがもちっと引っ張られて吸い付く感触です。
ヌルヌルがいつまでも続いていたらつける量が多いからです。
余ったら首や肩先や手の甲に伸ばして、適量な状態に保ちましょう。
これらの確認の行為を毎日の習慣に加えても、慣れれば➕15秒位です。
暑いし面倒だし早く済ませたい気持ちは分かりますが、、、
この習慣は強い味方になります。
きっと翌朝の肌の状態が変わってきますよ。
毎日のスキンケアの中に取り入れて少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
肌に過酷な猛暑日続きの今年の夏。
一緒に乗り切りましょうね♪
メイクアップの専門家として、私たちの肌とお化粧にアドバイスを送ってきた。その歳ならではの雰囲気美人になる強い味方。個人レッスンにも応じてくれます。