紫外線予防商品の選び方
紫外線予防商品の選び方
お肌にとっては一番厳しく厄介な季節の真っ只中になりました。
連日の夏日や猛暑予報に、今日もか!となかば諦め気分。
ジメジメ、ベタベタの不快感は気分も駄々下りですが、日本の夏は長く、下手したら9月下旬迄続くかもしれません。
この時期の紫外線対策は誰でもが悩みどころだと思います。
面倒がって適当にやり過ごしていると、後々大変なダメージが待ってます。
汗もかくし、お肌にはなるべく何ものせたく無いなぁと思っている方でも、日焼け防止対策としては化粧下地やファンデーションは使っていると思います。
今回はどんな商品を選んだら良いか!やその正しい使い方をお伝えしますので、今まで、何となく習慣的にやっていた事などを見直し、参考にしていただけたらと思います。
紫外線防止を目的とした化粧品には必ずSPF値とPA➕が明記されています。
昔から良く聞く指標ですから数値を気にしている方は多いと思いますが、今回は正しい意味をしっかり覚えて下さいね。
紫外線は波長の短いB波と波長が長いA波があり、SPFは紫外線B波に対する保護力のレベル、つまり肌が日に焼けると予想されるまでの時間を表しています。
SPFIは20分。
SPF30は(20分×30=600分)
つまり10時間は、何も塗らないでいるよりは保護してくれる目安の時間です。意外と長いなぁーと思いませんか?
でもここに落とし穴が!
この数値は肌に均一に塗れていてずっと崩れない状態でいれば!なのです。
これが中々難しく、化粧崩れを感じたら2、3時間置きにこまめに化粧直しをして下さいネと言われるゆえんです。
PA➕は紫外線A波に対する指数。
+表示が多い程、保護力が高くなります。紫外線A波は波長が長いので肌の深部にまで到達してしまうので日焼けして肌が黒くなるだけで無く、シミやシワやたるみの原因になると検証されている肌老化の最大要因の一つです。
今まではPA+++が一番高い効果を示していたのですが、近年新しい成分の開発により、PA++++の製品も多く発売されるようになりました。
A波の怖さは地球環境破壊問題ともおおいに関係有りで、改めてその怖さが見直されています。
SPF値やPA+値の選び方の目安はそれぞれの日頃の生活の仕方で違います。
⚫︎ほぼ室内て過ごし近所に1〜2時間買い物に出かける位なら、SPF20前後 PA++
⚫︎5時間前後は仕事や用事で外で過ごす時間が多い方なら、SPF30前後 PA+++
⚫︎海や山やゴルフやテニス等で、長時間戸外で過ごす時は、SPF50 PA+++以上
*但し数値が高い分、肌に対する負担が多い成分も複数入っているので、帰宅したら速やかにクレンジング洗顔をする事をお勧めします。
もう一つの大事アドバイスは兎に角崩れにくくする付け方です。
ファンデーションを塗る前の肌の状態が化粧崩れを防ぐとても大事なポイントなのです。
洗顔後は水分を全く残さない位、しっかりとタオルで拭き取って下さい。
水分が無い状態の肌に化粧水をつけ、その化粧水をしっかりとは肌になじませた後に乳液などで保湿、又はベースメークを
塗ると思いますが、ここが肝心ですよ!
ファンデーションを塗る前の肌をしっかりチェックです。
ベタベタ、ズルズルしていませんか?
実はこれをあまり気にかけずに急いでファンデを塗ってしまう方が意外と多いのです。
ファンデをピタ!と密着させて崩れない状態を保つ秘訣は下地までの過程にありです。
しっかり手のひらで確認して、滑らずむしろ引っかかるような吸い付くような感触なら準備OK。
ファンデを塗り残しの無いように丁寧にそして均一に伸ばして下さい。
(これらのファンデーションまでの過程は、紫外線と冷房などで乾燥する肌を守る大事な要素です)
せっかくのSPF値やPA値の効果を発揮するためにも、この部分は急がず必ずチェック!
面倒だなぁと思うかもしれませんがこの過程の時間は、慣れればプラス2分位です。
自分の大事なお肌のための2分。
どうか習慣化して下さいね。
昨今、男子日傘も話題になっていますが、ファンデーション等の化粧品だけで無く日傘や帽子でもしっかり紫外線対策して、今年の真夏を一緒に乗り切っていきましょう!
メイクアップの専門家として、私たちの肌とお化粧にアドバイスを送ってきた。その歳ならではの雰囲気美人になる強い味方。個人レッスンにも応じてくれます。