2024年3月号 3月 春の嵐、を乗り切る 【3月】春の嵐、を乗り切る 暖かくなったかと思えば、また寒くなって、せっかく伸びた体が縮こまってしまう。どうも春の気候は不安定ですね。 「春先はニラを食べて心気を養う」といいますが、これは黄ニラ。緑のニラも血の巡りをよくするので、寒い間はニラをせっせと召し上がれ。まずは血液循環をよくして、春の嵐の備えを。 春の初めの寒い頃なら、ねぎ、生姜、唐辛子など発散する食材も、食べて大丈夫。山菜や菜の花は、その苦みで溜まった毒を出してくれるので、芽ぶきの季節にはぜひ食べたい。 ぐんぐんと暖かくなってくると、陽気がのぼってくるし、風が吹くので、目がかゆくなったり、頭痛、歯ぐきが腫れたり、血圧も上昇、皮膚もかゆい。どれもからだの上部に症状が出てきます。こうなったら顔や頭、皮膚の表面に発散する食材は控えてください。 季節の変わり目、特に春は陰から陽へ転換する季節なので、不調が出やすいですね。気分もウツウツと落ち込んだり、イライラしたり。誰だ、春は一番よい季節だなんていうのは!春は大波小波にご用心、の季節なのですよ。 不調だなあ、と思ったら気功。やりたくないなあ、と思っても動く。からだを動かせば気がまわり、身も心も軽くなりますよ。こまめに微調整しながら、春爛漫を謳歌しましょ。 次回は、5月に。 田村亮子 国際中医師 国際医学気功師、国際中医薬膳師。 50カラット会議時代から週1回私たちに気功指南して、現在は水曜日10時からオンライン講座がある。 2024年3月号, 春のカラダ 3月 新鮮さがただよう人に。 3月の短信