八重山諸島HOPPING便り
八重山諸島HOPPING便り
石垣島をベースに、フェリーと飛行機で、竹冨島・西表島・宮古島・与那国島の5つの島を訪れました。
島から島へと巡る周遊でなく、島に行ってはベースに戻る、Hop-returnを身軽で移動。
ベースの宿/ホテルミヤヒラは、向かいがフェリーターミナルで隣がバスターミナルとすこぶる便利のうえ、早めにInする私達をウェルカムドリンク&泡盛がまっているし、歩き疲れた足腰を大浴場で癒せる・・私達には最適な宿を選びました。
Web予約済みなので、フロント手続きはタッチパネルで済みます。
2ー3日おきにInとOutを繰り返す私達は、ルームキーカードはタッチパネルから出てくるし、返却もタッチパネルでOKなのでめんどういらず、手間いらずです。
しかし、Outの度大型トランクを預かってもらうので、フロントスタッフ達とは馴染みになり、リュック姿で出かけていくジイ&バアに、「今日は、どこへ?」「夕食処の予約は?」と優しく声かけてくれ、便宜をはかってくれました。
大型トランク2個/いつもの生活雑貨と老人必需品やらで、意外とかさばるものです。
今回のパッキングは、国内線一人・20kgまでなので、ジイさんは、いつも遣いのシャンプー&リンスボトルをがまん。
バアさんは、夜会服とジュエリーをがまんして、ウォーキングシューズにあうパンツと着回しの効くシャツをトランクに入れ、制限重量としました。
①石垣島
25年ぶりの島は、様変わりしていて、かえって石垣島にワクワクします。
まずは、島内を縦・横走る路線バスの案内所にて、1日フリー券で廻ることにしました。
この旅を企画したのは、空になっていた泡盛瓶の補充と蔵を訪ねたくて、石垣島が決まり、八重山諸島巡りへと旅を広げることになりました。
西の端にある、手造り泡盛の蔵まで、路線バスのリズムで蔵元までキョロキョロ!
窓/手動・から入ってくる心地良い風、私達には爽やかな春風と感じます。
工場も蔵人も、アルアル・イタイタ!帰宅の翌日着便にて泡盛を頼み、お土産話が賑わう事だろう。
島を海から観るには、釣りが良いので、釣り船を予約して凪るのを待っことにした。朝の天気予報と釣り船との連絡で、NOの場合は路線バス遊びへGO!!
最北端の灯台目指したり、南国フルーツ/スターフルーツ・マンゴー・パイン農園に立ち寄ったり、バス停で待つのも、土地の人との会話が楽しく、1日券で良く遊んだ。
海からOKがでたのは、島に着いてから一週間たっていた。
仕掛けは、天秤3本針にマグロのハラスをチョン掛け。
サンゴ礁に苦戦しながら、サイズは小さいがハタ類が釣れた。
あまりにもカラフルでモダンな柄に、「何これ?」に、「煮つけに美味しい魚だよ」と、船頭の声がけに笑顔になりました。釣果はふたりで、12匹。
サンゴ礁の海はきれいだが、釣るのはむずかしい。
魚の手土産は、ホテルのスタッフが喜んでくれた。
②竹冨島
サンゴ礁でできているから/地面は白く、シャキシャキ・カラカラ。
入島税の粋な仕組みで、サンゴの保全や集落や文化を守っているとのこと。
以前は、水牛が観光客を乗せた車を引いて、ノソリノソリ歩いていたけど。
今は、レンタル自転車が島内を駆け回り、賑やかになっている。
いいあんばいに、環境保全ができているように観えた。
③西表島
自然と生き物を大事にしている/ヤマネコもヤモリも、優しく見守る。
路線バスが、港と数少ないホテル間をフェリーの発着に合わせて運行。
道路端には、「ヤマネコ出るかも?」・ホテルの部屋には、「ヤモリがお邪魔するかも?/ヤモリ=家守・悪い事から守ってくれますので優しく見守って下さい」とボードが置いてあった。粋なはからいにニンマリ!!
名前が「ジャングル ホテル」は、部屋着・ハブラシ・スリッパなし。
SDGsが徹底、スタッフはベトナムの女の子が覚えたての日本語で接客。
食事は、朝・夕共地産の食材バイキング+セルフでドリンク飲み放題となっていた。外灯がない暗闇の簡素なホテルライフは、懐かしい居心地だった。
早寝のジイさん&バアさんは、夜行性のヤマネコを見る事が出来ないだろうが、部屋のベランダから、下の川や茂みを覗いて、気配を感じて、ジャングルで眠りについた。
④宮古島
釣り目的で、飛行機で来たのに、あいにくの天気で釣り中止となった。
今の時期、こっちも冬なんだものね。
ここでも路線バスで観光しようと、ホテルのスタッフに尋ねると、宮古島と伊良部島にかかる海上を走る長い橋・3,540mを渡るバスがあり、島の中心にある専用バス停から、下地空港直結の「エアーポートライナー」があるとのこと。何?、宮古島の先の小さい下地島にも空港?
マリンブルーの海の上を高低差付けた橋を渡るのは、爽快だった。
終点のローカル空港と思っていたら、何とも立派な国際空港/韓国Air専用。
目立たない、こんなところに空港と広大な敷地のリゾート型のヒルトンホテルを見た時は、「ここ、韓国のリゾート島?」と二人で顔を見合わせた。
空港のロビーは、韓国の富裕層でにぎわっていた。冬に温かい処へか!!
どおりで、夜の繁華街に若い韓国人が多いのが解った。
次の日は、港へ行ってみた。客船のターミナルがあり、時刻表見て又びっくり。三日に一度ぐらいで、韓国からの客船が着くようだ。
二つの空港と客船ターミナルで、宮古島が繁栄しているのだ。
客船が着く日は、市内のタクシー全部が港に待機するので、われわれは早朝の路線バスで、宮古島空港へと向かった。発見と驚きの島だった。
⑤与那国島
与那国在来馬/ポニーに分類・が島のアチコチをノソリ ノソリ。
たてがみから尻尾まで濃い毛の茶色で、小さな体と人なつこい性格。
人によってこの島にたどり着いたけれども、今は農耕作業はなし/Free!!
人のそばで生きる馬と野生として生きる馬の両方の資質が混ざり合ってウマく生きている。
カジキ漁師と会おうと港に下りたが、誰もおらず、岸壁釣りのお兄さんに声かけたら、非番の自衛官達だった。
国境の島であることから、防衛・有事のことなど人為的な影響が押し寄せているように見える。
馬たちがこの時節を、われ関せずで、どうか生きのびてくれますように願ってナデナデしてきた。
日本の最西端の、台湾に近い島。110km先にぼんやり見えた。
旅を振り返って
それぞれの島の事情に、表と裏を覗き見えた、好い旅だった。
八重山諸島と、尖閣諸島も束ねる、石垣島。
観光の基点でもあり、各島々の暮らしと安全も支えていた。
しっかり者の兄貴的存在に、エールを送って、ベースにして良かった。
旅人のジイさん&バアさんにも変化と発見がありました。
ゆっくり過ごしたつもりでも、ホテルが変わると配置も変わるので、ジイさん「フワフワしてる!何か、変??」と、環境の変化で、リズムが狂っていつもの事が出来ないと嘆いていた。
それでもマイペースです。
バアさんにとっては、久しぶりの長期間のふたり旅で、楽しませようと頑張りすぎて、気疲れしたので、これからのふたり旅は、一週間位のリュックで身軽旅がいいね!!



釣り上げた真鯛と武田さん。「今年も、70cm-80cm釣って、楽しさ+元気いただくぞぉ・・意気込んでいます。