2024年8月号

灼熱の夏、肌は焦がさず心をね。

灼熱の夏、肌は焦がさず心をね。

「灼熱」!
この言葉、もっと夏を!と憧れた頃の沖縄やハワイへの勧誘ワードじゃなかったかしらん。
日本の8月は「盛夏」。
この呼び方には、季節への歓びが含まれていました。
今年も来たね!!の大歓迎。
浴衣も風鈴も氷やスイカも、水遊び、キャンプ、盆踊りや昼寝も、夏の涼風付き風物詩でした。
いかがお過ごしでしょうか?

今朝も、天気予報担当官は「遠慮なくエアコンを」と結びました。
電力不足の心配など国に任せて、ということかしら?
うちのエアコンは省エネタイプだったかしら?ベランダにソーラーパネルでもつけるべき?と考えていた矢先だったのですが。

わが家前の通りは、西新宿から明治神宮や代々木公園をつなぐ歩道です。
外国からの観光客の朝は早くて、夏の光を浴びてのウオーキングが人気のようです。
数人グループの男の子たちも中年のご夫婦も、皆さんタンクトップに短パンで、元気いっぱい。
おっ、やってる!と、こちらにも気合が入ります。
ベランダの草木に、4リットル入るジョウロで5回の行ったり来たり水遣りして、一日開始。

夏の光と風がどうしてこんなに効くんだか、草木の育ちぶりは驚異的。
中でもモリンガという南国の木は天にも登る喜びそのままにぐんぐん上へ上へ。
ところが!先端を軒スレスレまで伸びた木に朝の2ー3リットルの水では間に合わないのか、下の枝から黄葉!
やけど状態でしょうか。
いくら南国が故郷とはいえ、コンクリートに囲まれての輻射熱に耐えられないのかと不憫でなりません。

そうだ!日焼けも夏の証でした。
焼けた肌を競ってサンオイルを塗り合ったし、子供たちは夏休み明けの「黒ん坊大会」を楽しみにしていたのよね。
この灼熱下では、焼ける前に熱中症で倒れそう。
肌に日焼けの楽しみは消えだけど、心は焼きましょうね!

志垣豊子
50代で50カラット会議、60代でドリカム60、70代からはtry70。
歳を取るという初めても、同じ土俵にいるもの同士、体験や知恵知識を出し合うと、大抵のことは大笑いした挙句、そりゃいい!という落とし所が見つかる体験がありました。
try70.netがそんな場になりますように。