2024年5月号

あなたの歩き方、見直しませんか?

あなたの歩き方、見直しませんか?

最近歩くと疲れる!と思っているあなたの歩き方、間違っているかもしれません。
先回は正しい姿勢のお話をしましたが、今回は正しい歩き方について考えてみましょう。
ウォーキングを日課になさっている方も多いでしょう。
が、間違った歩き方をしていると、膝や腰に余計な負担をかけてしまいます。
正しく歩くことは、体の筋肉をまんべんなく使います。
正しい歩き方は体に負担をかけないので、疲れません。

正しい歩き方ポイントは6つ。
1) 頭を安定させる。首を伸ばし、顎を引いて、舌を上あごに付ける。
背筋が伸びることを意識する。

2) 良い姿勢をつくる。肩を前から後ろに大きく回して、肩甲骨と肩甲骨を引き寄せ、胸を張り、背筋を伸ばし、肩の力を抜いて、手を自然に下げる。
背幅より胸幅を広くするイメージで、アゴは胸より前に出さない。

3) 腕の正しい振り方は、腕は軽く曲げ、二の腕を後ろに引くような感じでリズミカルに振る。身体側面を滑らすように!決して前に振るのではない、反動で手が前にいくのです。

4) 足運びは、腰骨から一直線に、足をだすようなイメージで、つま先はまっすぐ前を向け、膝は曲げない。かかとから着地して、重心はかかとから足の外側を通って母指球に抜く。

5) 歩幅は、鼠径部が伸びるように意識して、広めにとる。後ろに残った足はしっかり足指で地面をけり前に向かう推進力をつける。
歩幅を広くするためには足指を使わないと上手く前には進めない。

6)最後に、姿勢を安定させるために、骨盤底筋を締め上にあげるように意識する。
 おしりのほっぺを締めて歩けば、ふらつきがなくなる。

文章にするとこんな感じですが、実際にやってみましょう。写真をご覧ください。
6つのポイントを全部クリアするのは無理なら、やり易いことから始めてください。
「歩くこと」と「トレーニングで身体を鍛えること」は別ですよ。
もちろん両方やれれば良いけれど、「正しく歩くこと」は体の筋肉をまんべんなく使うことですから、まずは歩き方から気をつけましょう。
若い頃はキレイになりたくて努力したけれど、今は現状維持のための努力ね!

宇佐美恵子さん
元トップモデルの経験を生かしてファッション視点でのコーデイネーターで活躍中。
ご同輩には、いつまでも輝く自分でいる楽しさを気づかせてくれる。
キレイ塾活動は「宇佐美恵子公式WEB」でどうぞ。