4月の短信

4月の短信
花の下、微笑み返し。

来ました、April fool’s day！桜も咲いたし、微笑み返し溢れる4月の始まりです。
子供の頃親がとってくれていた小学生新聞も、この日のトップ記事は楽しみだったし、兄弟姉妹間でも騙しっこして笑っていた記憶があります。

兄弟姉妹といえば、先日先祖のお墓参りかたがた集合。そこで皆んなが懐かしく思い出したのは、「停電の時なんか、小さな灯りの下に集まって、言葉遊びしたよね」「”あ付く字”！」。
リーダーは長兄。
それぞれにメモ用紙大の紙を渡されて、国名都市名、山や川の名前、お菓子や薬の名前、道具、野菜や魚、童話の登場人物、有名人、本の題名など10項目を決め合い、それぞれ自分の紙に書いていく。
次に長兄が見るからにお兄ちゃんの本という厚ぼったい一冊を示し、下の子から順に、何ページ、何行め、何文字め！と指定して、その日の題字を選びます。
例えば「か」だとすると、号令一下時間内に「か」の付く川の名や本の登場人物を書いていくのだけど、誰かと同じ答を書くと得点は半分ずつになるから、子供ながらに工夫をする。
年の差があっても、さーすが！とか、うんうん可愛い！と笑い合って、停電の夜を明るくしてくれた言葉遊びでした。

騙しっこも言葉遊びも道具要らずの昔の時間潰しだったけど、どうしてあんなに楽しかったのか。
笑うこと、笑い合うこと。遠い昔でも昨日の出来事でも、時間を美しくする魔法よね。
メールでも、絵文字にアハハからテヘッ、クスッまでいろいろ。
素敵な微笑み、返し合いましょうね。

ただただ美しく桜満開。三寒四温に気をつけてお過ごしください。